サロン開業に必要なものとは?店舗や資金、備品などを徹底解説!

サロン開業

美容サロンの開業を考えている方の中には、「サロン開業に必要なものは何か?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

これまでサロンスタッフとして働いていた方でも、いざサロン開業に踏み切る際には、何を準備し、どの備品をそろえるべきか分からず、戸惑うこともあるかもしれません。

そこで本記事では、開業する場所(店舗)や必要な資金、資格、備品、そして手続きに至るまで、サロン開業に必要なものについて解説します。

これから美容サロン開業を目指す方が、スムーズに準備できるよう情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

サロン開業に必要なもの|5つの準備とは?

美容サロンを開業するために必要なものは、大きく分けて以下の5つに分けられます。

・開業する場所(店舗)

・資金

・資格

・備品や設備

・手続き

それぞれの内容について、具体的に解説していきます。

1.開業する場所(店舗)

美容サロンを開業する際にまず必要になるのが「店舗」です。

自宅、賃貸マンション、テナントが主な選択肢ですが、ターゲットとなる顧客層に応じた場所選びが重要になります。

特に、アクセスの良さは集客に大きな影響を与えるため、駅や主要交通機関からの距離も考慮しましょう。

また、賃貸物件を利用する場合は、事前に大家さんや管理会社に確認し、サロンとして営業が可能か確認する必要があります。

特に賃貸マンションなどの住居用物件では、規約によって事業利用が制限されていることもあるため注意が必要です。

2.資金

サロン開業には、初期費用と運転資金の両方が必要です。

初期費用には、物件取得費や内装工事費、物品購入費、広告費が含まれます。

必要な資金は、美容のジャンルや開業形態によって変わりますが、一般的に自宅サロンの場合は比較的安価で開業できるのに対し、テナントを借りて開業する場合は費用が高額になることが多いでしょう。

また、運転資金として半年分の運営費を用意しておくと安心です。

開業前に必要な資金額をしっかり把握し、無理のない資金計画を立てましょう。

3.資格

美容室やアイラッシュサロンを開業する際には「美容師免許」が必須です。

一方、エステサロンやネイルサロンの開業に必須の資格はありませんが、特定の認定資格を持っていると技術力のアピールにつながり、サロンの信頼性が高まります。

また、エステサロンで「シェービング」や「顔そり」を提供する際は理容師免許、そして「美容針」を提供する場合は、はり師・きゅう師の国家資格が必要なので注意しましょう。

4.備品や設備

開業に必要な備品や設備は、サロンのジャンルによって異なります。

以下では、それぞれのサロンタイプに必要なものを抜粋して紹介します。

<美容室の場合>

シャンプー台、カットチェア、デジタルパーマ用機器、ボイラー、ローラーボール、ヘアドライヤー、ヘアアイロン、ミラー、シザー・コーム類、パーマロッド、カラー剤、パーマ液、トリートメント、ワゴン、イヤーキャプなど

<アイラッシュサロンの場合>

施術ベッド、リクライニングチェア、タオルウォーマー、ライト、ツイーザー(ピンセット)、アイラッシュエクステンション、マツエクグルー(接着剤)、前処理剤やアイシャンプー、リムーバー、ブロアー、まつ毛美容液、スクリューブラシ、テープなど

<ネイルサロンの場合>

ネイルテーブル、チェア、UV(LED)ライト、タオルウォーマー、アームレスト、集塵機、ワゴン、ネイルポリッシュ、ジェルネイル、ネイルケアツール、フットバス、オイルなど

<エステサロンの場合>

施術ベッド、ワゴン、スチーマー、タオルウォーマー、痩身(そうしん)機器、美顔機器、アロマオイル、ボディジェル、エステガウン、ペーパーショーツ・ブラ、施術用基礎化粧品、アメニティなど

顧客カルテの準備も忘れずに

美容サロンを開業する上で忘れてはならないのが「顧客カルテ」の準備です。

紙カルテか電子カルテ、どちらを導入するか検討する必要があります。

紙カルテは手軽ですが、管理に時間がかかることも多く、保管スペースも必要です。

反面、電子カルテはクラウドで顧客情報を一元管理でき、施術履歴の確認やカルテの入力も素早く対応できます。

また、カルテの保管スペースも必要がないのでサロン空間を有効活用できるのもポイントです。

コストが気になる開業時には、初期導入費用が無料で、月額利用料も無料から利用できる美容サロン向け電子カルテサービス「CAST FILE(キャストファイル)」がオススメなので、チェックして見ると良いでしょう。

・CAST FILE(キャストファイル)

5.手続き

サロンを開業するために必要な手続きとして、税務署への開業届の提出があります。

法的には開業後一カ月以内に提出しなければならないため、早めに準備しましょう。

さらに、もしも法人化する予定である場合には、法務局への法人登記が必要になります。

美容室やアイラッシュサロンなど美容師免許が必要なサービスを提供するサロンの場合には、「美容所開設届」を保健所に提出することが求められるため、忘れずに手続きを行いましょう。

そのほかにも、店舗用の銀行口座の開設や、クレジットカード決済の手続き、労働保険や社会保険の加入も検討が必要です。

サロン開業で成功するための3つのポイントとは?

サロンを開業するために必要なものを理解したところで、経営を成功させるために必要な3つポイントをお伝えします。

・コンセプトを明確にする

・無理のない事業計画を立てる

・効果的に広告宣伝を行う

それぞれについて深掘りします。

・コンセプトを明確にする

サロンを開業するにあたり、コンセプトを明確にしておきましょう。

明確なコンセプトを持つことで、競合サロンとの差別化が図れるだけでなく、ターゲットとなる顧客層にアプローチしやすくなります。

例えば、エステサロンであれば「エイジングケアに特化したサロン」「オールハンドでケアするサロン」など、具体的なテーマを設定しましょう。

またコンセプトは、内装や提供するサービス、広告戦略にも反映させることが重要です。

無理のない事業計画を立てる

開業初期には、現実的な目標と計画を立てることが大切です。

最初は必要最低限のスタッフ数で始め、段階的に人数を増やすなど、無理のない運営体制を整えることが肝心です。

また、開業資金や運転資金も計画的に準備しましょう。

開業前には、経費の見積もりや毎月の収益予測を立てることが求められます。

収支のバランスを意識しつつ資金計画を練り、無理のない事業計画を立てましょう。

効果的に宣伝広告を行う

サロンを開業する時には、集客のための広告宣伝が欠かせません。

せっかくオープンしても、誰にも知られず、初日にお客様が一人も来なかった…なんてことがないよう、事前にしっかり準備をしておきましょう。

まずは、ホットペッパービューティーなどの美容ポータルサイトを活用するのがオススメです。

多くの人がサロン探しに使うプラットフォームなので、新規顧客の獲得につながりやすいでしょう。

また、InstagramなどのSNSを積極的に使い、サロンの雰囲気や施術例、キャンペーン情報を発信しましょう。

さらに、地域密着型の宣伝も重要です。

地域のフリーペーパーやチラシを配布し、近隣住民への認知度を高めることで、地元のお客様からの集客も期待できます。

サロン開業に必要なものを準備しよう

本記事では、サロン開業に必要なものについて詳しく解説しました。

失敗を防ぐためにも、必要な資金や資格、備品、手続きなどを確実に把握してしっかりと準備しましょう。

開業後は、サロン運営をスムーズに行うための業務効率化が重要になってきます。

本記事内で紹介した無料で使える電子カルテサービス「CAST FILE」も業務効率化を図る方法の一つです。

これまでは紙カルテを使用してきた方も、サロン開業を機に「CAST FILE」を導入して、万全な体制で経営をスタートさせてみてはいかがでしょうか?

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