サロン開業前に知りたい！お客様に選ばれる店舗内装にする５つのポイント

サロンの店舗内装は、お客様に与える第一印象を大きく左右する大切なポイントです。

ホームページやクーポンサイトで店舗の内装を確認し「すてきな雰囲気のサロンだな」と予約を決めるお客様も少なくありません。

特に初めて訪れるサロンでは技術力が分からないため、店舗内装はサロン選びの重要な判断基準となります。

そこで今回は、サロンの店舗内装が重要な理由や、お客様に選ばれる店舗内装にするための５つのポイントについて解説します。

なぜ、サロンの店舗内装が重要なのか？

サロンの店舗内装は、サロンの第一印象を左右する重要な要因であり、集客に大きな影響を与えます。

「集客に影響？店舗内装にそこまでこだわらなくても、技術力があれば問題ないでしょう」

そう考える経営者も多いかもしれません。

しかし、ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロン、アイラッシュサロンなどの美容サロンは、「美しくなりたい」という願いを持つ人々が訪れる場所です。

期待を持って来店したサロンの店舗内装が、もしも生活感にあふれていたり、センスが悪かったりすると、お客様はそのサロンに不信感を抱く可能性があります。

人気のあるサロンは、技術力だけでなく、店舗内装にも細心の注意を払っています。

非日常でセンスある特別な空間での施術は、お客様の見た目だけでなく心まで美しく整え、満足度を向上させます。

空間の満足度が高いとサービスの質も良く感じるものです。

お客様はサロンをトータル的に判断するので、リピーターになっていただくためにも経営者は店舗内装をおろそかにしてはいけません。

魅力的な店舗内装にすることが、成功するサロン経営の鍵を握ります。

お客様に選ばれるサロンにするために！店舗内装を決める５つポイント

お客様に選ばれるサロンにするためには、どのような点に注意して店舗内装を決定すれば良いのでしょうか。

以下では、美容サロン全般に共通する５つのポイントをご紹介します。

１.サロンのターゲットとコンセプトを決める

まず、サロンのターゲットとなるお客様層を明確にし、そのお客様層に合わせたコンセプトを設計しましょう。

高級志向のお客様をターゲットにする場合、非日常感のあるラグジュアリーな雰囲気が求められます。

高品質な素材や落ち着いた色調を使い、洗練された雰囲気を表現すると良いでしょう。

一方で、学生や主婦のお客様をターゲットにし、価格への抵抗感を感じさせず、気軽に美容メニューを楽しんでもらうサロンにする場合は、敷居が低く、気軽に通える雰囲気を出すのも戦略の一つです。

例えば、カジュアルで親しみやすいデザインや、明るく開放的な空間を作ることが効果的です。

このように、店舗内装をイメージする際は、お客様層の決定が欠かせません。

サロンのウリやコンセプトを表現した店舗内装は、ホームページやクーポンサイトで写真を掲載することで集客にも影響します。

２.自分が魅力的だと思うサロンの店舗内装のデザインを参考にする

サロンの店舗内装を魅力的なものにするためには、インスピレーションを得るための情報収集が必要です。

自分が「おしゃれだな」「すてきだな」と思うサロンの店舗内装のデザインをどんどん参考にしましょう。

流行のトレンドを意識することも大切です。

まず、雑誌やインターネット、SNSなどで人気のあるサロンの店舗内装をリサーチし、どのようなデザインがお客様に好まれているのか、把握しましょう。

直接見ることで、写真や動画ではわからない細部まで確認できます。

どのように空間が利用されているのか、お客様として実際に体感することで自店のサロン内装に生かすことができます。

３.統一感のあるデザインにする

統一感のない店舗内装のデザインは、コンセプトがお客様にうまく伝わらず違和感が感じられ、居心地の悪い空間になってしまいます。

例えば、高級志向のコンセプトでヨーロピアンなダマスク柄の壁紙なのに、ナチュラルな木目のソファが置かれている…。

このような状態の場合、お客様は違和感を感じてしまいます。

違和感は不安につながるので、お客様に安心感を与え、サロンで心地よく過ごしていただくためにも統一感のあるデザインを心がけましょう。

ポイントは、サロンのテーマカラーやインテリアのテーマを決め、それに合う壁や家具、装飾品を一貫して取り入れることです。

例えば、ナチュラルテイストのサロンの店舗内装を目指すなら、ベージュやグリーン、ウッド調を中心にすると良いでしょう。

また、家具や内装の素材を統一することで空間に一貫性を持たせることができます。

４.非日常を感じさせる空間を演出する

美容サロンのなかでも、エステやリラクゼーションサロンではとりわけ、非日常を感じさせる空間を演出することが大切です。

お客様は決して安くはないお金を払い、日常にはない特別なひと時が過ごせることを期待してサロンに足を運びます。

清潔なのはもちろん、生活感のない店舗内装を心がけ、上質素材のインテリアを配置し、音楽や照明、観葉植物、香りにもとことんこだわりましょう。

非日常な空間を演出することで、顧客満足度がグッと高まります。

5.居心地の良さにも注意する

お客様に選ばれる店舗内装にするためには、お客様にとって「居心地が良い」と感じられる空間づくりが必要です。

考えてみてください。

一見すてきな雰囲気のサロンでも、雑品置き場が丸見えだったり、施術ブースの横を頻繁に人が通ったりすると、嫌な気持ちになり落ち着かず、居心地が悪いと感じませんか？

居心地の良い空間をつくるためには、動線やプライバシーへの配慮が欠かせません。

また、施術ブースや待合スペースのレイアウトにも配慮し、プライバシーを確保することで、お客様にとって快適な空間が実現します。

キャストファイルの導入でサロンスペースを有効活用しよう

店舗内装を考える際に

「カルテの保管場所をなくせたら、もっとスペースが有効活用できるのに」

と考える方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、カルテの保管場所が不要になる電子カルテサービス「キャストファイル」の導入がおすすめです。

「キャストファイル」は、顧客管理に特化した美容サロン向けの電子カルテツールで、タブレットやパソコンなどのデバイスがあれば使用できます。

サロン開業にあたってやるべきことは山ほどありますが、お客様に選ばれるサロンになるためにも、店舗内装は吟味を重ね、慎重に決定してください。