サロン開業に最適？居抜き物件のメリットとデメリット、探し方を徹底解説！

美容サロンの開業を目指すうえで、物件選びはとても重要なステップです。

なかでも居抜き物件は、コストを抑えつつスピーディーに開業できるため、魅力的な選択肢ではないでしょうか。

そこで本記事では、居抜き物件のメリットとデメリット、探し方について詳しく解説します。

ぜひ参考にして、美容サロン開業に役立ててください。

居抜き物件とは？美容サロン開業に適している理由

居抜き物件とは、以前の店舗が使用していた設備や内装がそのまま残っている物件です。

例えば美容室なら、セット面やシャンプー台などが残された状態で引き渡される物件のことを指します。

通常、店舗をイチから作り上げるには、内装工事や設備購入に多額の費用がかかります。

対して居抜き物件は、残された設備や内装をそのまま活用できるため、初期費用がグッと抑えられ、開業準備がスムーズに進められるのが大きな特徴です。

居抜き物件とスケルトン物件の違いとは？

一方、スケルトン物件とは、完全に内装や設備を取り除き、白紙の状態で提供される物件です。

居抜き物件と比べて、自由なデザイン設計が可能な反面、内装工事費用が高くなる傾向があります。

また、設備もすべて自分でそろえる必要があるでしょう。

費用に余裕があり、独自のサロン空間を作り上げたいならスケルトン物件を、初期費用をできるだけ抑えたいサロンオーナーは居抜き物件が適していると言えるでしょう。

美容サロンの居抜き物件のメリット

サロンを開業するうえで、物件を選ぶ前に知っておきたい居抜き物件のメリットは以下の２つです。

それぞれについて解説します。

サロン開業時の初期コストが軽減できる

居抜き物件は、既にサロン仕様の設備が整っているため、イチから内装工事や設備購入を行う必要がありません。

そのため、改装費用や設備の購入費用を大幅に削減できます。

美容サロンの新規開業時にかかる内装費用は数百万円以上になることも多く、居抜き物件を活用することで、その費用を50%以上削減できることもあります。

サロン開業までのスピードが早くなる

しかし、居抜き物件は既に基本的な内装や設備が整っているため、最小限の改装で開業準備が完了するでしょう。

早期にオープンできるため、利益の回収も早まるのがメリットです。

例えば、開業を急ぎたい場合や繁忙期に合わせたい場合には、居抜き物件を活用することでスムーズに開業できます。

美容サロンの居抜き物件のデメリット

居抜き物件にはメリットがある反面、注意が必要なデメリットも存在します。

それぞれのデメリットをみていきましょう。

サロン設備が老朽化している可能性がある

居抜き物件は、前の店舗が使用していた設備や内装をそのまま利用するため、設備が古くなっているケースもあります。

シャンプー台や空調設備などのメンテナンス費用が発生することもあり、特に古い設備を使い続ける場合は、追加で修理費用や取り換え費用がかかる場合も。

したがって、契約前に設備の状態を細かくチェックし、必要に応じてオーナーと交渉することが大切です。

前店舗のイメージを引きずりやすい

居抜き物件には、以前の店舗のイメージが残っていることが多く、内装や設備の雰囲気が自分のサロンのコンセプトに合わない場合があります。

そのため、コンセプトによっては、部分的なリノベーションや内装変更を検討する必要があるでしょう。

また、顧客に前の店舗のイメージが残る可能性もあるため、新しいサロンの印象をしっかりと打ち出す工夫が必要です。

美容サロンの居抜き物件を探す方法は？

美容サロンの居抜き物件を探す方法は、以下の3つです。

それぞれについて見ていきましょう。

美容サロンの居抜き物件に強い不動産ポータルサイトを利用する

居抜き物件を探す際には、一般的な不動産ポータルサイトだけでなく、美容サロンの居抜き物件に強い専用サイトを活用するのが効果的です。

代表的なサイトとして「サロン不動産ネット」や「SALON PRODUCE」、さらに「居抜き市場」「店舗そのままオークション」があります。

これらのサイトでは、美容サロン開業に最適な居抜き物件が豊富に掲載されており、条件に合う理想的な物件が見つかりやすいでしょう。

ただし、人気のある物件はすぐに契約が決まってしまう傾向があるため、希望に合う物件が見つかったら、早めに問い合わせや内見をすることをお勧めします。

不動産会社に直接相談

特定のエリアでの物件探しを希望する場合や、ポータルサイトには掲載されていない情報を得たい場合、不動産会社への直接相談が効果的です。

また、サロン専門の不動産会社もあるので、業態に詳しい担当者と相談するとより良い選択ができます。

サロンや業界のネットワークを活用

業界内のネットワークや知人からの紹介も、居抜き物件探しに役立ちます。

サロンオーナー同士の交流会やSNSグループなどで情報交換をすると、一般公開されていない物件の情報を入手できることもあります。

居抜き物件でサロン開業を成功させよう！

居抜き物件は、初期費用を抑え、迅速に開業するために有効な選択肢です。

しかし、メリットとデメリットがあるので慎重に物件を決定しましょう。

また、満足行く居抜き物件を契約できたら、必要な営業許可の確認や集客の準備などにも取り掛かりましょう。

効率的に顧客情報を管理し、サロン運営をスムーズにするためには、顧客カルテが簡単に検索・編集できる美容サロン向け電子カルテサービス「CAST FILE（キャストファイル）」の導入をお勧めします。

「CAST FILE」を活用することで、オーナーはもちろん、スタッフの作業負担を軽減し質の高いサービスを提供しやすくなりますよ。