サロンの家賃交渉を有利に進めるコツ｜開業前に知っておきたいこと
希望通りの立地や広さの物件を見つけたものの「家賃がもう少し安ければ…」と感じたことはありませんか？
サロン経営者のなかには「提示された家賃をそのまま払うしかない」と考える方もいるでしょう。
しかしながら、サロンの家賃は交渉次第で減額できる可能性があります。
本記事では、サロンの家賃交渉の重要性や、家賃交渉を有利に進めるコツについてご紹介します。
これからサロン開業を考えている方にとって役立つ情報を解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
サロンの家賃交渉は可能？
サロンの家賃交渉なんてできるの？と思うサロン経営者も多いかもしれません。
結論からお伝えすると、サロンの家賃交渉は可能な場合があります。
契約した後でも、普通借家契約を結んでおり、入居して２年以上経過している、周囲の物件と比べて高い賃料が設定されているなどの場合に家賃交渉はできますが、一度決めてしまった家賃の値下げ交渉は骨が折れるものです。
万が一トラブルになってしまったら、出ていけと言われるのでは？
内装工事も施して、すでにお客様がついてきている状態での家賃交渉は、どうしてもサロン側が不利になりがちではないでしょうか。
だからこそ、最初の契約が肝心です。
有能なサロン経営者ほど、必ずといっていいほど家賃交渉をしています。
人気のある物件では交渉が難しいケースもありますが、やってみる価値はあります。
経営を軌道にのせるためにも、必ず物件を借りる前にサロンの家賃交渉を行いましょう。
サロンの家賃交渉の重要性
サロンを経営するうえで毎月必ず発生する固定費の中でも、高い割合を占めるのが家賃です。
この家賃を少しでも低く抑えることができれば、資金繰りも良くなり経営の安定性が高まります。
仮に、毎月の家賃が１万円安くなったとします。
値引き交渉前の金額で契約していた場合には、この１万円分の集客が必要になるわけです。
短期的に見れば、たかが１万と思うかもしれません。
しかし、１年、２年、５年と長いスパンで見れば見るほど、この金額の差が大きく響いてきます。
それでいて、更新料も家賃の額で決まることが多いので、やはり最初の契約が重要になってきます。
サロン経営では設備の突発的な故障や急な売上の減少など、いつ何が起こるかわかりません。
不測の事態に備えるリスク管理の一貫として、一定の余裕資金を残しておく必要があります。
そのためにも、毎月の固定費である家賃を少しでも低く抑えたいものです。
実際にサロンの家賃交渉を行っても、希望通りにいかないこともあるかもしれません。
しかし、こちら側から何もいわなければ家賃の減額可能性は、ほぼないでしょう。
可能性を探るためにもまずは一度、恐れずにサロンの家賃交渉をしてみることです。
サロンの家賃交渉を有利に進めるコツ
サロンの家賃交渉を有利に進めるためには、事前準備が欠かせません。
無策で家賃交渉しても、足元を見られてしまう可能性があります。
以下では、サロンの家賃交渉を有利に進めるためのコツをご紹介します。
市場調査を徹底する
まずは、周辺の家賃相場を調査しましょう。
同じエリア内で似た物件がないかを探し、家賃を比較することで交渉の根拠を持つことができます。
具体的な数字がないままに話しても、説得力に欠けてしまうので、必ず市場調査は行いましょう。
サロンの家賃交渉のポイントは、この市場調査を元に、物件のオーナーが了承しそうな金額を提示することです。
無理のある金額の提示は物件オーナーを不快にさせてしまう可能性があるので注意しましょう。
お願いベースで家賃交渉する
家賃を下げてもらって当然！
といった、一方的で強気な態度で家賃交渉に臨むことは控えてください。
不動産仲介会社や、物件オーナーに良い印象を与えません。
それどころか、「このサロンに貸すと後々トラブルになるかも…」と嫌がられてしまう可能性も。
強気な態度でサロンの家賃交渉に臨むのではなく、あくまでお願いベースで真摯（しんし）に家賃交渉を行いましょう。
長期間の契約を提案する
長期間の契約を提案することで、物件オーナーに安定した収入を保証し、家賃の減額を引き出せる可能性があります。
物件オーナーにとっても、せっかく貸し出した物件が、すぐに空いてしまうことは避けたいものです。
サロンの強みや特色をアピールし、長期的に契約していきたい旨をしっかりと伝えてください。
初期費用や解約時の条件も含めて交渉してみる
家賃だけでなく、敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用についても交渉できる場合があります。
また、物件から退去する時の条件も契約によりまちまちですが、原状回復を求められることも多いでしょう。
原状回復する際には多額の費用がかかります。
もしも事前に居抜き退去（造作譲渡）の許可を得られれば、その分の費用を浮かせることもできます。
家賃の減額は難しくても、その分初期費用を減額してくれるケースもあるので、これらの点を忘れずにサロンの家賃交渉に臨みましょう。
まとめ
今回は、サロンの家賃交渉の重要性や家賃交渉を有利に進めるコツについて紹介しました。
サロン開業にあたり、固定費である家賃を低く抑えることは、経営を成功させるポイントの一つです。
浮いた資金で設備投資したりと、サロンの成長を後押しできます。
例えば、顧客管理の効率化を促すための美容サロン向け電子カルテツール「キャストファイル」を導入するなどです。
電子カルテツールも、サロン運営を成功へ導く重要な要素です。
「キャストファイル」は、無料で始められるフリープランのほか、ビジネスプランでも月額1,980円で利用できるため、家賃減額分で十分賄えますよ。
